北海道爬虫両棲類研究報告投稿規程

(2012年11月2日制定, 2015年1月24日,2017年1月28日,2019年1月27日改訂)

本誌『北海道爬虫両棲類研究報告』は主に北海道に生息する両生爬虫類に関する原著論文・報文等を掲載する.原稿の著者は本研究会会員に限らない.原著論文以外の投稿文については,校閲者による審査は行わない.投稿内容に関する第一責任は投稿者本人に帰される.しかし,本報告に掲載するためには,投稿規定に沿った投稿文である必要がある.掲載することが決定と判断された場合は,著者は必要箇所を直し,改訂原稿を編集担当に送付する.投稿にあたっては論文の原本(本文,図,表など一切を含む)と,明瞭なコピー1部を送付する.また可能な限り,原稿と正確に内容の入った電子媒体(CD-RまたはUSBメモリー)を同封する.電子媒体に記録するファイルの形式は,テキスト形式,またはマイクロソフトワードの標準形式とする.
投稿された原稿のうち,原著論文については,編集委員会が指定する複数の識者の査読を受けるものとする.原著論文としての扱いを希望する場合は,原稿提出時にその旨申請する.
本報告の原稿の作成には,原則として日本語ワープロ(ワープロ専用機またはパーソナルコンピュータのソフトウェア)を使用する.日本語ワープロによる作成が困難な場合は,あらかじめ編集委員会にその旨を申し出る.用紙はワープロ専用用紙またはそれと同程度のA4判白色用紙を使用する.用紙は縦置き,横書きとする.投稿文は,一部を除き,1ページ当たり1600字(20字40行,2段組)の構成とする.頁数制限は原則として,刷り上がり20ページ以内とする.原稿の構成は,表紙,表紙ページ,本文,引用文献,図表とする.
印刷例は後記のURLで表したものを基本とする.(https://koke-koke.com/Kamui/archives/1071

a)表紙
表題,著者名,所属機関名およびその住所,E-mailアドレス,投稿年月日,引用文献を含む本文の頁数,図表それぞれの枚数を記す.
b)表紙ページ
表題,著者名,所属機関名およびその住所を記す.可能であればそれぞれ和英併記する.
c)本文
原著論文の場合は,原則として,英文要約,序文,材料及び方法,結果,考察,謝辞,引用文献の順序で記す.その他の報文の体裁は原著論文に準ずるが,構成上必要があれば,この通りである必要はない.一例報告に関しては,報告表題,観察者情報(氏名,所属,住所),観察年月日,観察場所,観察内容が記載されていれば,体裁は問わない.
文章は常用漢字,現代仮名遣いを用い記述する.句読点は,「,」と「.」を使用する.英数文字は半角文字を用い,全角は使用しない.学術用語はなるべく日本語とし,生物の和名は片仮名で記す.学名にはイタリック体を用いる.基本的な単位はメートル法を用いることとする.脚注は,表を除き,本文には用いない.用紙の四方に2.5 cm以上の余白をとり,本文の各頁の下中央に必ず頁番号を入れることとする.
d)引用文献
本文中の文献の引用並びに引用文献の書き方については,必ず本報の統一した書式に従う.
雑誌等からの引用:氏名.年.表題.雑誌名巻(号):頁‐頁.
単行本からの全体引用:氏名.年.書名.出版社名,所在地.総頁数(+図版数).
単行本からの一部引用:氏名.年.表題.引用頁.編集者(編).書名.出版社名,所在地.総頁数(+図版数),
(例)
徳田龍弘・本田直也.2012.北海道産シロマダラ(Dinodon orientale)の産卵孵化について.爬虫両棲類学会報 2011(1):6-9.
松井正文.1943.両生類の進化.東京大学出版会,東京都.302p.
徳田龍弘.2011.シロマダラ.34-37.北海道爬虫類・両生類ハンディ図鑑.北海道新聞社,北海道.95p.
e)表
表は本文中に初出の順に番号を振り,それぞれ別の用紙に記す.表の説明はそれぞれの用紙の表の上部に表1.…と通し番号をつけ記す.
f)図
本文中に初出の順に番号を振り,それぞれ別の用紙に印刷する.刷り上がりサイズを考慮して作成すること.特に,図中の文字については印刷された状態でも見やすいよう配慮する.図の説明は,図とは別に,1枚の用紙にまとめ,それぞれ図.1,…と通し番号をつけ記す.カラー図版を希望する場合は,その旨を明記し,印画紙またはそれと同等な用紙に写真を焼き付ける,あるいはプリントすること.なお,図(写真)の製版代は原則として著者負担とする.また,プリント等行えない場合は画像ファイルによる提出も認める.画像ファイルの形式はJPG,PNG,PDF等汎用性の高い形式とする.

原稿受理後は,原則として1回の著者校正を行う.著者は,その責任においていっさいの内容を確認し,編集担当まで返送することとする.
別刷については,PDF版は無料で配布される.印刷版を希望する場合は,50部単位で表紙の有無を選択,別刷作成費と送料は著者負担.
掲載原稿(原図・電子媒体を含む)は著者からの申し出がない限り,原則として返却しない.返却を希望する場合には投稿時に,切手を貼った返送用封筒を同封すること.
研究報告は初刷り以降は増刷しない.そのため,すべての初刷りが捌けた際には,HHS及びHHS関係団体によりインターネット上に論文・報文・一例報告は公開されることを著者は心得ておくこと.

北海道爬虫両棲類研究会への原稿送付先及び,編集に関する連絡先は下記の通りである.

北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.006

北海道爬虫両棲類研究報告 Vol.006が2019年1月27日に発行されました。

48ページ白黒、頒価1500円です。お求めにつきましてはこちら「販売について」で受付しております。

内容については以下のとおりです。

報  文

奥尻島の爬虫類・両生類の2018年調査の記録
徳田龍弘・出村孝弘

北海道釧路市内で確認されたヤモリ属(Gekko sp.)の記録
照井滋晴・徳田龍弘

ニホンカナヘビのビタミンA欠乏症と思われる症例と考察
徳田龍弘

福島県北東部で確認されたシロマダラ(Dinodon orientale)の隠れ場所と温度環境
照井滋晴・徳田龍弘・山口裕司

エゾサンショウウオの双子と三つ子
徳田龍弘

北海道・東北地方におけるヒガシニホントカゲの分布記録について
塚本誠太

短  報

早春の海岸に打ち上げられていたエゾアカガエル
竹中践・小倉耕一

ヒメトガリネズミは両生類を食べるのか?
照井滋晴

北海道札幌市南部および長沼町近辺におけるツチガエル(Glandirana rugosa)の分布
高井孝太郎・徳田龍弘

活  動
プレスリリース/第6回大会を終えて/基調講演要旨/発表要旨/フィールド観察会

雑  記
沖縄本島観察記2016/「両爬を仕事にしてみたら」(会社員編)/うちのコ紹介/カエルヤ珈琲店/キタサンショウウオ
の観察/マムシが増えているような…/フィールド七つ道具

 

北海道爬虫両棲類研究会第7回大会

北海道爬虫両棲類研究会では下記の予定で,一般聴講も可能な基調講演と研究発表会を行います.北海道ならではの両生類や爬虫類の様々なお話,現状などをお伝えする会となっております.

午前の講演では東海大学 生物学部生物学科の鈴木大先生に「日本産カメ類の未来」ついて、札幌市円山動物園の本田直也氏に「動物園における爬虫類両生類の保全について」についてお話して頂く予定です(題未定).

日時
2019年1月27日(日曜日)

場所
札幌市円山動物園 動物園プラザ (札幌市中央区宮ヶ丘3番地1)

1月27日(日) 開場:9:30 開演:10:00~15:10
午前の部
10:10~10:45 東海大学生物学部・講師 鈴木大 氏
「日本産カメ類の未来」
10:50~11:20 札幌市円山動物園・飼育員 本田直也 氏
「動物園における爬虫類両生類の保全について」
11:20~11:35 質疑応答
11:40~12:00 ハープソン2018結果報告・表彰式
12:00~13:00 休憩
(12:05~12:25 北海道爬虫両棲類研究会総会:会員のみ)
13:00~15:00 研究発表7題(下記追記を参照)
15:00~15:10 閉会のあいさつ
(15:10~16:00 は虫類・両生類館において観覧:会員と発表者のみ)

申込み方法
予約はありませんので、ご自由にお越しください。

定員 50名

料金
参加無料ですが、動物園入園料(大人600円)を各自ご負担お願い致します
(駐車場:動物園の駐車場 700円/日)

大会案内 (PDF
発表申し込み&会員委任状 (PDFDOC
プログラム概要 (PDFDOC)
大会のチラシ(PDF)

研究発表題(当日に追加等の可能性あり)
決定次第、掲載いたします。発表希望者は2017年12月31日までに下記メールアドレスに発表申込を送って下さい。(併せ、大会案内もご閲覧お願い致します)

問い合わせ先

追記:2019.1.24
研究発表題(当日に増減及び順番の入れ替えの可能性あり)発表12分,質疑応答3分  発表者に○
①神楽岡公園に生息するアズマヒキガエルの発生消長と餌動物について / 乗田心・○斎藤和範・奥寺滋(道教育大・旭川)
②北海道上士幌町で確認されたキタサンショウウオの生息状況(概報) / ○照井滋晴(PEG)
③北海道東部の温泉地帯におけるヘビ類の生息状況 / ○永井智也(東邦大院・理)・白木彩子(東農大・生物産業)
④エゾアカガエルの卵塊集団サイズと温度の関係 / ○高井孝太郎(東海大・生物)
⑤カエル捕獲法としての釣りの可能性 / ○徳田龍弘(ばいかだWILD-PHOTO)
⑥北海道・東北地方におけるヒガシニホントカゲの分布記録について
/ ○塚本誠太(北海道爬虫両棲類研究会)
⑦アズマヒキガエルの孵化幼生が在来両生類の幼生に与える影響
/ ○岸田 治(北大・北方圏FSC・苫小牧研究林)・山口 彩(北大・院・環境科学)